Graduation Goggles

今回は、比喩を一つ。
3,4年くらい前に出会った言葉なんですけど、


Graduation goggles

知ってますか。簡単に言うと、

nostalgic feelings のことです。

思い出があって懐かしく思ったり、美しく見えたりする...あれです。

「この仕事は辞めよう。」
「この人とは別れよう。」

って何度も思って、迷って。
そうやってようやっと決心がついて、

「もうこれで最後。終わりだ。」

っていざ、終止符を打つとなった途端、

何だか
「やっぱり寂しい。」って思ったり、
「あれ、大丈夫かも。」って思ったり、
「もう少し続けてみようか。」って思ったり。

一瞬、気持ち的に回復する。
なんだったら「やっぱ好きかも。」「がんれるかも。」って思っちゃったりする。
それでまた、ズルズル...。
でも、しばらくするとやっぱり「あ、苦しい。」ってなる。

そういう環境とか付き合う人が変わるタイミングが来た時に、
決断しきれずに、ズルズルしてしまうのが人間なんでしょうね。
それってほぼほぼ良いことないのに(経験ベース)。


例えば、部屋が散らかっていたり、
玄関にゴミが落ちててもそのままだったり、
ホコリがたまってて、掃除もされていなかったり。


そういうのを見ると、
「あ、今、負に堕ちてるんだな。」って思う。

本人的には、
やる気がなかなか起きなかったり、
どうにも自信みたいなのが無くなっちゃったり。

周りからみると、
それは明らかだし、
話を聞いてみるとその原因も明らかなんだけど、
当事者になるとなかなか気づけないし、
心のどこかで気づいてはいたとしても、
自力で抜け出して戻ってくる、っていうのもこれなかなか難しい。

なぜなら人には感情ってものがあって、
義理とか人情ってのもあって、
人によっては悪者にもなりたくないしとかっていう面子的なのも混じって、
自分が苦しくても、我慢したり、いくらか無感にできるところってあるから。


それがズルズル長引くと、
何度かサイクルを繰り返していくうちに、
もうたぶん goggles ずっと装着状態です。
なんだか「やっぱり大丈夫かも。」ってなっちゃう。

タイミングを逃すとこうなりかねない。

だけど不思議なことに、
神様も無慈悲ではないし、
宇宙も寛大なのか知らないけど、
一発アウトなんてことはないみたいで、何度かお告げ(sign)が来る。

携帯、
パソコン、
車とか長い間使っている、
モノが壊れるならまだ良いけど、

ケガをしたり、
大病をしたり、
身体が壊れたりすることがある。

一方で「仏の顔も三度まで」とはよく言ったもので、
チャンスの期間、もしくは猶予というべきか、もそういつまでも続いてはくれない。

喪黒福造がそのうちやってくる...(って私はいつも思っています)。


までは(笑)いかないまでも、

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、
苦しい悩ましい期間もまた永遠に続くわけではないから、
時は過ぎ、そのうち「あの時期は苦しかったけど」みたいになって一見、
安定期というか、平和期が巡ってきたように思うかもしれない。

でも、たぶんそうではなくて、
グレーというかスルーというか、そのままになんとなく明けた先にある将来の日々っていうのは、残念ながら
進化(progress)とか、改新(renew)、転換(change)っていうものが無い道に乗ってしまっているんだと思う。

なぜならそれらには必要だった別れだったのに、それよりも留まることを自分が選択しているから。
つまり、安定期でも平和期でもなく、停滞期。
停滞の先は衰退。

もう天井ってことかもしれない。
自然の摂理ではあるし、
ある意味、収束して終わる、って見方も有りかもしれないけれど。


一人ひとり、器に入れられるものは限られている。

何かをすっぱり手放せないでいる間は、
心のどこかで本当に欲しいと思っているそれは、きっといつまでもまるっと入って来ないのでしょう。
救ってくれる人が現れてても、選択を誤って気づかず終わってしまうのでしょう。

ただ考え方として排他的になってはいけない点は、
今 "graduation" しなきゃいけないものもまた「当時の自分には必要だった」もの(プラス or マイナスであるにしろ)であること。

断捨離とかいう月並みな言い方は好きではないけれど。

実際それともまたちょっと違うものであるし。

だけど、ある種の「ケジメ」のおかげで、人生、景色が広がって移ろう可能性があるのかもです。

長くなりましたが。
The point is that you can't trust graduation goggles and they're just misleading.

Mami
個人英語レッスン・英会話教室のOYURIKED


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